とん活ブログ

コレステロールと闘う日々の記録です

【目黒】とんかつ とんき 目黒本店

とんかつ屋さんがしのぎを削り、とんかつ御三家やとんかつ四天王と呼ばれるお店が集う街 目黒。なかなか訪れる機会が少ないので、とんかつ目当てにやってきました。今日のお店は目黒の中でも老舗として長年愛される名店「とんき」さんです。
目黒駅から徒歩2、3分。行列になっているのかなと思いましたが、平日の19時すぎにお店の外に列はなく、恐る恐る暖簾をくぐって店内に。

目黒 とんかつ とんき

広々とした店内は1階だけでなく、2階席もあるようです。1階はぐるりと大きなコの字型のカウンターになっていて、お客さんでいっぱいです。カウンター席のとんかつ屋さんはたくさんありますが、これだけ大きく広々としたカウンターはなかなかないと思います。ゆったりと広い調理場は床板の木や天井から吊り下がるたくさんの明かりで、どこかホッとする雰囲気があります。まだ一口もとんかつを食べていませんが、なんだかほっこりした気持ちに。壁際は座れるように椅子になっており、順番は壁際の椅子で待つ仕組みでした。
キビキビと働くお店の方を眺めていたらなぜだか懐かしい気持ちに。子どもの頃に来たことなんてないはずですが、不思議です。調理場の真ん中にある大きな時計がノスタルジックの源? 磨きのかかった白木のカウンターの手触りのせい? などとぼんやり考えていたら、すっとカツが到着しました。手際よくご飯やお味噌汁も到着。今日のメニューは『ロースかつ定食』 ¥2300です。

ロースかつ定食 ¥2300

きめの細やかなパン粉をまとった薄めの衣が特徴的で、いままで食べたことがありません。噂には聞いていましたが、旨みの強いお肉としっかり目の衣の組み合わせが絶妙です。

衣が特徴的な「とんき」さんのとんかつ

お味噌汁は豚汁で、こちらもお肉がほんとに美味しい。このお味噌汁だけでも、ご飯がパクパクと進みます。

「とんき」さんの豚汁

すこし甘めのソースはお店の特製でしょうか、とんかつに合うのはもちろんですが、キャベツを食べる手も止まりません。モリモリとキャベツを食べていると、お店の方がすぐにおかわりを持ってきてくれました。お客さんがたくさんいて、とても忙しそうなのですが、さりげない心遣いを随所に感じます。

横浜の「勝烈庵」さんもそうでしたが、ながく愛されるとんかつ屋さんはとんかつはもちろん、定食としての完成度が抜群なのに加えて、お店の居心地がほんとうに良いですね。とんかつを愛する多くの人が、「とんき」さんをオススメする理由がよく分かりました。職人さんの洗練された仕事ぶりが、この幸せなご飯になるんだなーとなんとも味わい深いです。長く通いたい美味しいとんかつでした。ごちそうさまでした!

 

● DATA
店名:とんかつ とんき 目黒本店
住:東京都目黒区下目黒1-1-2