ばんさい商会 〜禍福転々〜

コレステロールと闘う日々の記録です

【東京駅】丸の内駅舎ドーム

いつもサッサと通過しちゃう東京駅ですが
じっくり見たら、おおー!となる見どころが隠れていました。
丸の内側北口の1階、改札を抜けると大きなドーム型のホールになっていますが
ドームの天井部分に、ひっそりと干支の彫刻が飾られています。

丸の内駅舎 北口のドーム天井

十二支全部ではなく、8つの方角を示す
丑/寅/辰/巳/未/申/戌/亥の干支がいます。

東西南北にあたる
・子(ねずみ:北)
・卯(うさぎ:東)
・午(うま:南)
・酉(とり:西)
は、ドームが八角形なのでいません。

今年の干支「辰」は東南東の方角にいました。

辰の彫刻

一階からだとはっきり見るのが難しい距離でちょっと残念ですが、図のような玉を持った「辰」でした。
ほかに大鷲の彫刻(大きさは2mもあるらしい)もあり、なかなかに立派です。
こんなに見ごたえのある空間だったとは!

ただただ通過していた場所なので
たった数分、天井を見上げただけなのに
旅先にいるような、ちょっと新鮮な気分になりました。

あとで調べてみたら、残り4つの干支は、別の場所にひっそりといたそうです。
その場所は、東京駅の設計者、辰野金吾さんの故郷 佐賀県
東京駅と同時期に辰野さんが設計を担当した武雄温泉の楼門の中でした。
辰野さん、なかなか遊び心のある方だったんですね。